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「夕立ち」のおかげ? ‐ その2

セクレタリーの試験には英文和訳がありました。外国人社長の念頭の挨拶の原稿を日本語に訳すというものでした。一応全文を訳しましたが、一箇所どのように訳せば良いのか迷ったところがありました。それでも、こういう試験の時には何か書いておくべきだと思い、文章を書いて提出しました。
しばらくすると先程の面接官のうちの1名の方が戻って来られて、今度は1対1の面接です。
私は思い切って訳につまった文章をどう訳せばよかったのかを聞いてみることにしました。回答は「はぁ~、そうやって訳せばよかったのね…」というような素晴らしい訳でした。

「貴女にとって、どういう上司が付き合い易い上司ですか?」と尋ねられたので「仕事の流れが把握できるような上司は有難いです。自分が今、どういう段階でどう動けば良いかがわかりますから」と答えたことを憶えています。
すると、その面接官は「そうですか、実はセクレタリーになったとすると、私が上司なんだけどね…」とおっしゃいました。「はぁ…」と私。初対面でそれ以上の返事は出来ませんでした。「それで、貴女、もしもこの場でオファーを出したとしても、他社の試験も受けますか?」と尋ねられました。きっと、先方は「それでは、他社の試験は受験を辞退します」と言って欲しかったのでしょう。けれども、私は「はい、折角の機会ですから、あちらも受けてみようと思います!」と、元気よく答えてしまいました<笑>「そ、そ、そうですか、じゃ、あちらも頑張って下さい」と言っていただきました。
それでも、面談の最後にもボソッと「やっぱり、あちらも受けるんですよね」と呟いていらっしゃいましたけれど。                                                              (以下、次回につづく)

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